と名乗った男がシミジミとした様子で言う。
「そうだな」
そう答えたのは、髪を後ろで一つ縛りをした司場涼介だ。
「それで、どうする気なんだ?」
「出来れば味方に引き込みたい」
「それってその我妻君だっけ? も引き込むってことだよねぇ」
「そうだなぁ」
「できそう?」
「はどう思う?」
間髪入れずに聞き返されたが、それは司場にとってできることを意味している。
「とりあえず、上との交渉。頑張って」
「他人事だなぁ」
「だって、他人事でしょ?」
そこで沈黙が下りるかと思ったが、思いついたように司場が声を上げた。
「そうだ。君の別名から借りて、新部隊なんてどうかな?」
「新部隊?」
驚いた様子のが司場を見る。
「そう。上に提案するのは、初期構成員5人で。一華と弐郎と、もう一人の新人、そして補佐で宇佐美加えて。通称号『黒の灯火(BlackTorch)』どう? 面白そうじゃない? Black GrimReaperさん?」
Black GrimReaper