「それにしても、いつの時代の航空機も、人が動かすものだな」
 と、山本五十六と草加拓海が話している頃の、そんな小ネタ。
お前どっから来た!
「すげぇ。これさっき翼が折れたように見えたんだけど。なぁ、これどんな構造してるんだ?」
 と、翼の付け根を見上げながら整備員が言う。
「すごいな。この航空機。空中で止まったんだぜ?」
 と、少し自慢したようにこの海鳥の着陸を最初から最後まで見ていた見張り員が言う。
「なぁあんた。これ、一体どうやって飛ばすんだ」
 と、航空要員が佐竹に質問する。
「すげーなぁ。俺初めて見たぜ」
 と感嘆するどこかの科の人間が言う。
 みんな興味津々で「海鳥」に群がってくる。
 だが、最後に呟かれた一言に佐竹は真っ白になることになる。

 
 
 
 
 
 

「俺、これ見たことあるぜ」

終了!
アトガキ
 
2012/02/21 加筆書式修正
200x/xx/xx 初出日、不明
管理人 芥屋 芥