越前リョーマさまへ |
よ。お前のことだから,絶対くるだろうって思ってた。
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そう思うんだが・・・忘れてたらそれはそれで悲しいなぁ
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って思いながらコレ書いてるんだけどな。
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まぁ読んでくれることを願って書いてる。
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俺,俺の人生に悔いはないよ?
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いやーよくいるんだよ実際。
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一々俺のこと『可哀想だねぇ』って言って,同情してくるヤツ。
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そんなのお前はしなかったよな?
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だからかな。
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俺お前のこと好きだったのは。
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といっても恋愛って訳じゃねぇよ?
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友達としてだ!
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んで・・・っと。なんだったかな。うがぁぁやっぱり書きたいこと忘れてるじゃねぇかよ。 |
そだ箇条書きにしよう。 |
1.お前に勝負ゴト仕掛けていたのは,俺は自分の病気に勝てないから。
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だから,せめて色んなことに勝ちたいじゃない?
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ホラ,俺ってお前に負けず劣らず負けず嫌いですから。
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2.毎日楽しく過ごすことができたこと,感謝したい。
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これ本心な。
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これまで色んな学校入ったけど,青学が一番楽しかった。
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3.越前,お前はテニスがんばれ。
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その時に俺は確実にいないけど, |
お前はテニスしてるときが一番良い顔してるって俺は思うぞ? |
やっぱりすぐ二枚目いくな・・・何故だ・・・
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ま,色々あったけど・・・こんなこと書くような俺じゃないんだけど・・・
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5.やっぱり俺は死にたくねぇよなぁ・・・
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俺に暗い話似合わねぇのお前が一番知ってるだろう?
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似合わねぇんだけど,やっぱり・・・自分に負けるのは悔しいっす。
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頭じゃ分かってんだ。だけどその奥じゃまだ生きたいって思ってるんだよね。
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人間,上手くいかねぇよなぁ。どう思うよ実際。このアンバランスを |
覚悟決めて青学選んで,医者から『これが最期だと・・・』そう言われてて |
それでも続く毎日を・・・泣きそうになりながら過ごしてた。
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日常の何気ない風景が,俺には凄く・・・なんだろう。すげぇことのように思えてくるんだ。
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例えばお前がテニスしてる瞬間とか,後輩を指導してるときとか・・・ |
すごく俺には特別なことに思えてました。
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だから,俺も精一杯生きることができました。 |
それでも・・・これからを生きたいです。 |
分かってる。俺はお前がこの手紙見てるときはいないんだってことくらい |
頭じゃわかってるのにな。一番納得してないのは俺自身なんだよね。 |
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越前,俺の我侭につき合わせて
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悪いな・・・ |