今日も一日何かが始まる。
看守が隣に今日も何かを仕掛けている。
扉の向こうを看守が走る。
扉の向こうを死刑執行人が走る。
目の前を看守二人が何かを運ぶ。
何を運んでいるのかは見えない。
今日も一日何かが始まる。
看守が今日も隣に遊びに行く。
隣に入ってる奴の名前は『キレネンコ』
この刑務所に何故入ってきたのか分からない囚人。
そいつが入ってきてから、看守がよくこの部屋に入ってくるようになった。
話を聞くとどうやら自分の方がまだいい方らしい。
ほぉ……
目が光る。
看守が怯える。
ッボキッボキッと腕が鳴る。
その時何かが飛んできた。
避けたのは、番号のついた囚人服をきた奴だった。
ゲシッ!
「うそぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
キラーン