Web Clap LOG-13
VOCALOID
Web Clap LOG-13-1
「マスター、何してるんですか?」
この音はギター
マスターは、よくギターを弾いてボクたちに聞かせてくれる。
それは時に静かだったり、時に激しかったりするけれど、ボクはどちらかと言うと静かな曲の方が好きだったりする。
「何か歌ってくれる?」
「……あまり思いつきません」
「そか。じゃ、輪唱であとに続いてくれる?」
「ハイ」
マスターの隣には、いつもカイト。
それがいつもの立ち位置。
「混ざっても、いいですか?」
ミクが後ろから声をかけてきた。
でも演奏は止まらずに、マスターが頷く。
それは了承の合図。
やがてそれにメイコが混じり、リンとレンも混じって、大きな合唱へと繋がっていく
一枚目
Web Clap LOG-13-6
歌うために、僕たちがここにいる。
この人がマスターで良かったと思える瞬間は、例えばこんな時だったりする。
普段は言い合ったり、ケンカしあったりで騒がしい兄弟だけど、マスターのギター一つでそれが治まっていくのがわかる。
やがて歌い終えた後には、いつも仲直りができていたりする。
マスターの不思議な力。
それを横で体感できるマスターの横は、ボクの特等席。
これだけは、メイコやミク、リンやレンにも譲れない。
二枚目
Web Clap LOG-13-3
彼らよりも控えめなボクの、ただ一つの満たされる想い。
メイコには見破られてるけど、でも何も言ってこないから、多分、大丈夫なんだろう。
ねぇマスター……
こんなボクでも、使ってくれて本当にありがとう。
「カイトお兄ちゃん、マスターに何してんの?」
三枚目
Web Clap LOG-13-4
マスターの体にホンの少しだけ体が傾いてしまっただけだった。
ンだけど……
リンはそれを見逃さなかった。
リンの言葉にレンが反応し、ミクが……
顔から血が引く思いがした。
「ご……ゴメン!」
それからのことは、あまり言いたくない。
ゼンシンガイタヒ……
四枚目
Web Clap LOG-13-5
「このバカイト。あれほど気をつけなさいって言ったでしょう? 私も含めてだけど,皆マスターのこと好きなんだから!」
メイコがブツブツいいながらも手当てをしてくれる。
ここはパソコンのフォルダの中。
マスターが状態を見て、パソコンの中に戻るように僕に言ったから。
「ごめんメイちゃん。ちょっと油断した」
「バカ」
「ゴメン」
項垂れる僕に届いたのは、メイちゃんを呼ぶマスターの声。
「メイコ、カイトの様子どう?」
「いいよ。行って。僕はもう大丈夫だから」
パソコンの中での会話は、流石にマスターには聞こえない。
だからメイコに具現してもらって伝えてもらった。
「大丈夫みたいですよ」
パソコンの外でメイコがマスターに言う。
「そか。三人はもう眠ってるから、メイコ。一緒に寝る?」
「マ……マスター?!」
『な!?』
「わ……私は……!」
「じゃ、決定!」
そ……そんなぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!
哀れなカイト。
やはり姉さんの最強伝説は健在だった。 fin
五枚目
ボーカロイド カイト小話でした
Web Clap LOG-st.valentine-6
ごった煮
ありがとう。
でも、俺が君に上げられるものといえば、やっぱり歌しかないから……
ごめんね。
モノじゃなくて。
でも、一生懸命歌うから。
だから……忘れないで。
ありがとう
六枚目//鏡音レン
Web Clap LOG-13-7
もうすぐ、春だね。
なんて、そんなことはいらなくて。
君に渡したい物があるんだ。
僕特製のチョコアイスバー……
あ、やっぱり……ダメ?
七枚目//KAITO
Web Clap LOG-13-8
「これ」
とだけ言って手渡された木箱。
開けるとなにやら、重厚な甘い匂いがする。
「大尉、これは?」
聞くと
「義姉さんが作った菓子だ。生憎甘いものは千早も俺も苦手だから、貴様にやる」
なんと素っ気無い渡し方なのか。
それにしても、彼の義姉さんと言えば,俺の……
まぁ、いいか。
八枚目//新城
Web Clap LOG-13-9
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ARIGATOUGOZAIMASHITA
ARIGATOUGOZAIMASHITA
ARIGATOUGOZAIMASHITA
ARIGATOUGOZAIMASHITA
ARIGATOUGOZAIMASHITA
ARIGATOUGOZAIMASHITA
ARIGATOUGOZAIMASHITA
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九枚目//Basic
アトガキ