俺はあいつの横に座って寝るのが好きだ。
あいつの周りじゃ、なんだか時間までがふわふわしてて心地いい。
光に照らされて、俺の髪よりも銀色に光るあいつの髪が好きだったり。
あいつの笑顔が、好きだったりする。
あいつからは何も言ってこないけれど、それでも多分そんなサインていうか合図はなんとなく分かる。
そんなときは隊舎を抜け出して、お気に入りの木のところに二人して座る。
そんな時間が、俺にとっては落ち着ける時間でもあって、くすぐったい気もするけれど。
隊長がこんなことやってていいのかなぁって……
そう思うときもあるけど。
でも大切だから大事にしたい。
そんな時間、俺にもあいつにもあったっていいって、そう思うから。