「当機はまもなく着陸……」
そんな声が響くのと、ドカァァァン! というけたたましい、地鳴りのような音が響くのが同時だったと思う。
その衝撃で、目の前が真っ白になって……
気がつけば父さんも母さんもいなくて、俺はここ、ビバップという船内に拾われていた。
「あ!……気がついた」
目が覚めると、元気な……男? 女? の子の顔がドアップにあって思わず叫んだ。
「うわっぁぁ」
と。
すると体中から「イキナリ叫ぶんじゃねぇ!」っていう抗議の痛みが走る。
「イッテェェ……」
思わず体を抑えて、周りを見渡して、見慣れない人たちが俺を見ていた。
「あの……」
ここはどこ?
そう言おうとしたら、
「ここはどこ? 私は誰デショウ〜」
と、クニャクニャ星人(だって、本当にクニャクニャしてるんだもん……タコ星人かと思った……)が先に言ってくれた。
というか、何? このオレンジ髪のクニャクニャ星人は……
は置いといて。
「名前は?」
と頭上に響いた男の声に視線だけをそっちに向ける。
これまたボサボサ頭の……まぁ……なんていうか、一見すると冴えない男。だが、どことなく刃物みたいな物を持っていそうな、そんな男だった。
「
。
=
。年は17。性別男。でここは……どこ?」