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この流し目最高でしょ!

  • 2017年11月03日

アップロードファイル 29-1.jpg

 正直、隣に居を構えたときは驚いたというべきか、それともこれも天命だと悟るべきだったのか。
 ともあれ、呪いを解くことに必死になっている彼らの傍らにいることを決めたのは自分である。


川野恵助 かわのけいすけ
 賀茂恵守保成 かもの めぐむのかみ やすなり
  賀茂家に生まれながら、嫡男ではなかったのと、能力が三輪の巫女系だったため10歳のときに放り出された。
  川野の姓は、まさに放り出された鴨川から来てる。
  神降ろし、を得意とし、神気に耐えられるだけの器がある。
  一族が交神してきたのは実はこの人に降りた神で、天界から子供を連れてきたのがイツ花。
  ただし、タイショウテン昼子だけはイツ花が神降ろしをしてるので、居ない。
  なぜ巫女系の能力のこの人が一族の隣にいるのか、とか、そこには宮中の陰謀があるんだけど、本人はまったく知らないです。

 基本 八→主←濫

「んっ」
 朝、いつものように起き上がろうとすると、その体が妙に重いことに恵助は気づいた。
「ん?」
 不思議に思い視線を向けると、腰に腕が巻きついているのが見える。
 その腕を視線だけで辿ると、その持ち主はまだ二歳にもなっていない『大人』の子供。
 暗がりで黒く見るが、その髪を光にさらすと濃い緑だということがわかるその大人の子供の名は『なめ八』と言う。
 彼が幼い頃から知っている、といっても、彼ら一族が呪われていたことも知っている恵助は、隣の一族たちの事情などとうの『昔』に知っており、既に普通に接するまでの境地を開いていた。
 そして、その急成長の呪いは既に解かれているのだということも。
 だからこそ、こうして彼はやって来るのだ、ということも。
 そして恵助は起こそうかどうしようか判断に困った。
 なめ八は、起きているのか寝ているのか判らない糸目だったから。
 が、腕の重さからして起きているだろうと恵助は判断した。
「八君。起きてるなら腕どけて……」
「おはよう、ケイちゃん」
 その呼び方は子供の頃と変わってはいないが、明らかに年下としての認識で呼ばれ恵助は頭を抑える。
 しかし、そろそろ朝の支度と朝市の準備をせねば一日が始まらない。
「おはよう八君。腕をどけてくれないか? 重いんだけど……」
 ほんの数ヶ月前まで子供だったのに、今はすっかり大きくなって、おそらく年齢は恵助よりも上かもしれない。

妄想以外、何もんでもない話

  • 2017年08月21日

「俺はお前の理解者だ」
(?!)
「俺達はあの父親の被害者...お前は父親に洗脳されている」


(父親?...ベルトルトを諦めた?)


「ライナー、君は運が良い」


「そうだろうな」
「?!」
「待って待って待って」

「別に戦いに来た訳じゃないよ。話をしにきたんだ」
「話?」
「そう。話だ。それに俺は人の獲物を横取りする程バカじゃない」
「...」
「それに、ライナーを持って帰ってもらう必要もあるし」


「お前は...」
「ミント・ラビッシュ。調査兵だよ」

--ミント・ラビッシュは、副兵士長なんですが、この人、本当に役に立つんだかわからない人で...

--俺たちの間では、名ばかり副長って言われてました。おそらく、全然大したことない人です。それよりも、リヴァイ兵長の方を警戒して下さい。

「お前が、名ばかり副長か」
「ライナー達からそう聞いたのか」
「そうだ」

「まぁ今回全然動いてないからね。そう言われても仕方ない」
「なんの用だ」
「うちの兵団は戦略が苦手でね。引くことを知らない。お陰で壊滅だ」
「何が言いたい」


「リヴァイ兵長は、強いだろう?」
「...あぁ」


「ねぇ」
「何?」

「君たちの、本当の目的は何?」
「...」
「沈黙は金、か」


「でも、しばらくは来れないだろうね」
「何でそう思う」
「俺の読みが正しいなら、だけれども。この100年、なぜ来なかったのか、について考えてたんだ」
「なんだって?」
「君たちはいつでも来れたと思うんだ。でも来なかった。何故か。多分、来る必要がなかったからだ」
「何が言いたい」
「多分、君たちはこれから争いになる。きっと周辺にいい顔されてないと思うから」
「...」
「君たちがどんな政策を周辺に取ってるかは知らない。でも、不満を抑えきれなければ争いになる。それは壁の中でも外でも変わらない」
「...」

「ホントは、俺がこの壁の中の人間代表としてあんたらについて行っても良いんだけれども...」
「...」
「でも、それをするとリヴァイ兵長に真っ先に殺されそうだから止めておくよ」
「...」
「これで諦めた訳じゃないんだろう?」
「...」


「ねぇ。最後に一つ聞かせてくれないか?」
「...」
「次は、何処から来るのかな」
「何?」
「いや、何となく聞いただけさ」
「...」

「お前は...どこまで読んでるんだ?」
「考えられる全て」
「そっちの情報は少ないはずだよ?」
「少ないからこそ、だよ」
「...どうやら俺は、敵を間違えたようだ」
「兵長との再戦を、楽しみにしているよ」




「兵長!」
「ミント、てめぇ何処行ってた」
「後で話ます。って、揉めました?」
「あぁ。刃傷沙汰になる程度にはな」
「兵長...」
「下がってろ」
「兵長」
「何だ」
「後悔、しないで下さいね」



「兵長...どうしてですか」
「コイツを、許してやってくれないか」




「エルヴィン。獣を仕留める約束だが、まだ先になりそうだ」
「団長には散々振り回されたけど、楽しかったよ」
「もう死んだよ」


「...そうか」



「調査兵団は、ここにいる10人で全員なんですか?」
「正確には9人だ。ミントの指揮系統は、もう王政府直轄に移っている」
「どういう事ですか」
「エルヴィンの推薦だよ。調査兵団から王政府への出向兵士の話」
「...」
「おい、そんな話は知らないぞ」
「兵長には黙ってろってエルヴィン団長の命令がありましたから、言えませんでした」
「聞くことが二つになったな」
「後で言いますよ」

「で、現在ーーー」

「僕が、ベルトルトを食った…」









「とは言え、まさかここまで減るとは思わなかったから、当分調査兵団と掛け持ちですけどね」
「壁外対策室長っていうことか」
「正直、不安の方が大きいな、俺は」
「エルヴィンがそう推薦したんだ。私は、その判断を信じる」
「出来るのか?」
「やるしかないです」


「おい」
「何です?」
「とぼけんなお前、ミントよ」
「ん?」
「忘れたとは言わせねぇぞ。あの時、一体何してやがった」
「あの時?」
「あの時だ。それとも俺が強制的に思い出させてやろうか?」
「まぁ、なんて言うか。幾つかの確認をしに、ちょっとしたお話を」
「話...だと?」
「ハンジさん、すみませんが、兵団全員を集めてください。サシャの病室がいいでしょうね」




「ミントさん...僕たちを集めて何をするんだろ」
「ミント、お前一体誰と話した」
「誰だと思います?」
「てめぇ...」

「獣の中の人」
「「「「えーーーーーー?!」」」
「マジか!」
「嘘だろう?オイ」
「「...?!」」
「あんた!!裏切るつもりじゃねぇだろうな!?」
「フロックの怒りは分かるけど、対話では感情を押し殺すことも必要だ。覚えておけ」
「?!」
「ミント...さん?」
「ハンジさん!これは報告書にもなかったことだ!重大な裏切りですよ?!」
「あまりに重要すぎて、口頭報告にしたんだ。知ってるのはザックレー総統とヒストリアだけだ。公開するかどうかは彼らが決めること。そこは俺の知ったことじゃないよ」
「何を話した。言え。ミント」
「守秘義務を守るなら」
「ハンジさん!」
「あの瞬間、確かにミントの指揮系統はエルヴィンの直轄だった。だから、私がどうこう言える訳ではないんだが...それでも、あまり良い気持ちはしないよ。ミント」
「それについては謝ります。ですが、あの時でなきゃ出来ないことだったからやりました。それが出来るのは俺しか居なかったし、それが分かってたから、団長、いえ、先代団長は俺を最後まで残したんです」

「ミント...良いから話して」
「短気」
「!!」

「ミント、俺もそんなに気は長くないぞ。良いか、俺が今お前への怒りを抑えられてる間に、サッサと話せ」


「俺が話したのは、戦術と戦略について。あとは、向こうの事情の確認と、エレン以外の目的の確認。まぁこれについてはイェーガー先生の手記にあるように資源だった訳ですが」
「向こうの事情?」
「おそらく、だけど、マーレはこれから周辺国家との争いになると」
「何故そう思うんです?」
「あんた、何でそんなことが分かる」
「何故100年来なかったのか、だよ。何故、今だったのか。資源にしろ、始祖にしろ、この島が何故今になって必要なのか。それは、おそらく、周辺国家との関係が悪化して、国体が維持できなくなってるから、だと思ったから。ご近所付き合いと一緒さ。人間、どこに居ても、やることって大体似たり寄ったりだろう?」
「...」
「それが何年で終わるかは知らないよ。だけど、二正面作戦が出来るだけの国力はないだろうね」
「二正面作戦、とは?」
「通常種の巨人相手にやっていた作戦で、俺の造語(正確には現実でも使う軍隊用語)だ。うーん、言葉で説明するのは難しいよ。実戦じゃないと」
「つまり、向こうが争ってくれてる間はこっちには手が出せない、っていう『時間』を確認してたっていうことか」
「そうだよ。ヒストリアも言ってたじゃないか。団結しないと勝てないって。この壁内にあの情報が公開されて、蜂の巣つついたみたいに揺れてるから団結するには時間がかかる。その時間も欲しかったし、何よりウォール・マリアに人が戻る時間も欲しかったからね」
「あんた、そんなとこまで...」
「そうだよ?それに、あのタイミングでしか話せる機会はなかったし、兵団の全員が捧げた貴重な時間だから大事に使わないと」
「それって、奴らがまた来るっていうことですよね」
「そうだね」
「何で、どうしてそんなに冷静なんですか!」
「あんたは!!獣の中の奴を殺せる絶好の機会をみすみす逃したんだぞ!」
「まぁ、そうだね。わざと逃した」
「何でそんなことが出来るんです?!」
「勝つため。それ以外に何かあるの?」
「意味がわかんねぇ…何で勝つために敵を逃がすんだよ!」

--ミント
--何ですか?
--君の不幸は、私が居なくなった後、君の言葉を理解出来る者が居なくなる事だな
--止めてくださいよ、こんな時にそんなこと言うの。生きて地下室行くんでしょう?
--あぁ、そうだな

「あの男に、もう一度この島に来てもらうため。その為には生かして返す必要があった。ライナー共々ね」
「もし、俺がアイツを倒していたらどうやって来てもらうつもりだったんだ」
「獣との戦いに集中しすぎて斥候の巨人のこと見えてなかった人に言われたくないです」
「オイ」
「事実でしょ」
「...」

当然エルヴィンさん、見えてたよねって言う

  • 2017年08月08日

「君には何が見える、ミント」
「少なくとも二人、いや三人かなぁと」
「根拠は」
「まず、鎧の巨人と超大型巨人の二人は確実でしょう?」
「うむ」
「俺なら、ですが。壁の中に潜むとしてもし仮に兵団に入って攪乱するなら、そうですね、仮に調査兵団に二人、別働隊に一人か二人は入れますかね」
「何で分かる」
「通常種の巨人相手に俺がやる手です」
「相手はエレンと同じだぞ」
「だからですよ。まだ巨人の方が行動の制御しやすいです」
「それはてめぇだけだ」
「あのね…。少なくとも、巨人は巨人を殺さないですから。一応ね」
「…」
「さっき兵長、相手はエレンと同じって言いましたけど、人間だからこそ読み合いが楽しいっていうか…」

「続けてくれ」
「連中、きっとウォール・ローゼまで穴を開けるつもりだったんですよ。何故かは知りませんが」

「けれど、途中でそれを止めてしまった。理由はエレンだと思ってます」
「なぜそう思う」
「だって、壁の中に巨人がいた、なんて衝撃じゃないですか。少なくとも俺は驚きましたよ?奴らから見れば、自分達以外の巨人になれる人間がいた、って言う所でしょうか」
「...」
「つまり、エレンの巨人を見てた連中の中にあちらの敵がいる。と言う事です。訓練兵士含めてね」


「憲兵団と駐屯兵団には知られている情報、エレンの家の地下室のこと、訓練兵にも知らせるんですか?」
「あぁ。言おうと思っている」


「あちらさんの人数はあくまで仮定の話です。もし本当に来たら、の話ですが、今度の壁外調査で100人は死ぬでしょうね…」
「100人か」
「少なくとも、の話です。相手がもし二人以上できたら知りません」
「ふむ」
「もしかして、団長。天秤に掛けてます?」
「そうだな」
「どっちが重いか、かぁ。言われなくても分かってますけどね」


「五年だな」
「あぁ」
「でしょうねぇ」


ーーあーあ。知らされない兵士が...うん。何もないってこと、ないんだろうなぁ...


「そうだねぇ。私のソニーとビーンを殺したんだ。それ相応のことは償って貰わないとねぇ…」
「そっち?!」
「そっちとはどーいう意味だ?ミント!」
「いや、あのぉ、、、、私怨を持ち込まれても困るんですけど」
「大事なことだ!折角苦労して生け捕ったのに!」
「苦労したのは俺です!」
「なんだとぉ!私がエルヴィンから生け捕りの許可をもらうのにどれだけ苦労したか!」
「そんなこと知りませんよ!」



「リヴァイ」
「なんだエルヴィン」
「お茶でも飲もう」
「あぁ、そうさせてもらおう」


「ミント、君はいつも通り別動隊だ。リヴァイ、それで良いな」
「好きに使え」

ーー誰か俺に拒否権を下さい!





「総員、女型の巨人を死守せよ!」
とりあえず、削ぐ。
こんな乱戦、自分で作るの以外だと久しぶりだ。

頭はひとつだから

  • 2017年08月03日

こっちはちょっとお休みで。

天回高楼のR-18のほうが整理し終わったら再開します。
つっても、スマフォのメモ帳は進んでるんですがね!

だから!
エロイ文章苦手なんだって!!
エロが来い!!!!

ちょっと、短く

  • 2017年08月02日

正直、生かされてること、を強く意識しながら生きるってどんな感じなんだろうな。
いや。まぁ、俺も全面的に信用した訳じゃないんだからアレなんだがな。
ひとまず、こちらに友好的ならツンツンするのは俺の性に合わないだけだ。
「どう?」
「どうって言うか...」
「ごめん、質問を間違えた。明日から俺は本部に戻るわけだけれども、やっていけそう?」
「戻っちゃうんですか?!」
「何。寂しい?」


---懐かれたか?


「あ、いえ。仕方ないですよね。ミントさん、 副長ですし」
「ただの雑用係だよ」
「リヴァイ班の副長がただの雑用係な訳ないじゃないですか」
「エレン、意外に正論言うね」
「からかわないで下さい」


「おい、さっさとしろ」
「へーい」


「手際いいね、エレン」
「あ、ありがとうございます」


「ヨシっと。こんなもんだろう」

「出来たぞ!」

「初日だからな。ちょっとだけ豪勢だ」

兵長バターン!のターン!

  • 2017年08月01日

必要なのは人だけじゃない。
物資、日用品、武器、装備品の持ち込みと、やることはたくさんある。
その書類書いてた訳。


荷馬車の手綱を引いて、旧調査兵団本部に向かう。
と言うか、こういうことを率先してやるから、ペトラに名ばかり副長って思われてたんだろうなぁって。
出向だってきっと、『人手が足りないのに、情けない』とか思われていたんだろう。
まぁいいけどね。



見えてきた旧調査兵団本部は赴きだけは立派だけど、、、、以下略



それにしても!
メンツ変わってねーじゃん!
なんだよ、オイ!
まぁ、改めてってこと何だろうけど、酷くないですか?


馬小屋に馬を引き入れて、荷車に戻ろうとすると、緊張した面持ちで手綱に手をやりながらオルオとペトラの話を聞いているエレン君だが、彼らそんな深刻な話、してないと思うぞ。
まぁ、緊張するのも分かるけど、さ。
目が合って解すように笑いかけるが、やっぱり緊張してるのか上手く笑えていない。
さて、どうしたものか。


しかしこの荒れ具合は...
兵長、絶対大丈夫じゃない!
さっさと帰るが吉か。


だが見逃してくれるほど甘くはない。
「それは、重大な問題だ」

「早急に取り掛かるぞ」

「おい、ミント」
クイッと動かされた顎が全てを物語る。
はいはい、やればいいんでしょ!やれば!!

今日は清書作業しかしてない

  • 2017年07月31日

最近、こっちのNOTEの更新ばっかりで、HTML化してないから、HTML化する作業が更新みたいになってる。

なんかほんと、進撃楽しくて、キー打つ手がスマフォでも追いつかないわ。どーしよう!

っていうかね。
伏線の張り方、進撃は本当うまいから、わくわくするよね。
25~6巻で終わるらしいけれども、あれ完結するまで目が放せない!

さて、原作沿いだけど原作沿いじゃないような、うちの進撃の話だが、やっとこさエレン君が出てきました。
審議所で引き取られた晩って、どうやって過ごしたんだろう、彼・・・

やっと出てきたエレン君!

  • 2017年07月30日

審議所。
来るの何度目だろか。
なんか最近ずっと足運んでる気がする。


最初の印象は、遠目からでも分かるくらい、普通の印象。
問題は彼の意志と言葉だと言うのに、何故分からないのかが分からない。
「我々は---」
処分か。
憲兵団の判断としては予想通り、まぁ妥当かな。と思う。

調査兵団、こちらは当然引き取りたいわけで。

で、俺はしたり顔で審議所にいる訳だ。
まぁ保守と言う名の肥えた豚は戯言として....兵長、別に噛みつかなくたっていいのに....
でも、全力で彼を取りに行くと確認したから、聴取の時のような苦笑いは返さない。

それにしても、宗教ってのが邪魔だな。



--アレ、潰したいなぁ



って言うことは置いといて、ミカサって、確か聴取の子だよね。
9歳で...
辛い人生だったんだね。
俺も似たようなモノだったから分かるけど、でも君にはエレンが居たんだなぁ。
俺は一人だったから、少し羨ましいよ。

マズイ。
エレン、それはマズイ!

「いいから黙って、全部俺に投資しろ!!!」


「か、構えろ!!」
「ハッ!」
銃の音が、シーンと静まり返った審議所に響く。
が、次の瞬間響いたのは、人が人を蹴り飛ばす鈍い音だった。
あ、歯跳んだ。
兵長、痛いです。それは痛いです!
兵長がエレンを蹴り飛ばす、蹴り上げる、踏みつける。
ガンッ!!
と言う鈍い音がして、彼が踏みつ蹴られ傅く。
「これは持論だが、躾に一番効くのは痛みだと思う」
「今お前に必要なのは、言葉による「教育」ではなく「教訓」だ」
「しゃがんでるから丁度蹴りやすいしな」
その後も蹴りあげる、蹴りあげる。
過剰だ。
ナイルさん、引いてるよ。
でも、これくらいしないと憲兵団から取り返せない。
耐えてく....エレン?!

あの目か。
なるほどね。
うん、悪くない。



「問題はその中間がないことにある」

殺気?
誰が...?
ミカサ・アッカーマンから?



「君に敬意を」
「はい、よろしくお願いします」
「なぁエレン」
「は、はい!」
うわ、ビクついてる。
「俺を憎んでいるか?」
「い、いえ。必要な演出として理解してます」
の割には、思いっきりビクついてるよ、君!
「ならよかった」
じゃねぇ。
あんたなりの謝罪なんだろうが、伝わってねぇからな、それ!!


「やり過ぎだよ。歯が折れちゃったんだよ?ほら」
「汚ねぇなぁ」
「これだって、ちゃんとしたサンプルだからね」
「なぁエレン。こんな奴らに解剖されるのとどっちがいい?」
「え、いや、その...」
「兵長、エレンが引いてます」

「エレン、口の中見せてみてよ」



「歯が、生えてる」




「で、彼の今夜の寝場所はどうするんです?」
「そりゃぁ....」
「...」
嫌な予感がする。
「俺は班員を決めるからな。下りるぞ」
うそん!
また編成すんの!?
って言うか!
あんたが世話すんじゃなかったのか!?
一番最初に下りてどーする!!
「私は実験で忙しいからね」
うん知ってる!!
そしてミケさんにはこういう仕事は絶対向かないから!!!
「とりあえず、調査兵団本部だ。ミント、今日の監視は君だ」
やっぱりだァァ!!
こんなことだろうと思ったよ!
No5って言ったって、所詮誰でも務まる雑用係さ!!
今なら絶賛大募集中だゴラァ!!



---誰か、替わって...



「、、、エレンよろしく」
「よろしく、お願いします」





「リヴァイじゃなくて不安か?」
「あ、いえ。あの場に居たということは、調査兵団の中でも相当上の人だと思ってますから」
「そうだ。確かにミントの立場はうん、君の言う通り兵団内でも上の方かな」
「あの、どんな人なんですか?」
「彼はリヴァイ班の副長を務めてる」
「兵長の?!」
「討伐数はリヴァイの次に多いし、何よりも彼が入った班は極めて生還率が高い」
「はぁ」
「よく私が引き抜いて彼を借りてるから、今後あまり顔を合わせる機会はないと思うが、覚えておくといい」
「は、はい!」



「さてと、行こうか」
「あの、ミント副長...で良いんですよね」
「団長か...」
「あ、はい。そう呼べと、言われました」
「あの人のそういう所ホントヤだ」
「は?」
「とりあえず飯かな」
「はい」


「ミントさん。遅くまでお疲れです!」
「あぁ。ありがとう」
「って、アレ?兵長じゃないんですか?」
「色々あって、入団式より早く入った新兵だ。よろしく頼む」
「よろしくお願いします」
「よろしく、新米」
「そうだ。衣類一式の届け先は俺の部屋で良い」
「?了解しました」
「??」


「あの人...」
「元兵士。こうやって後方に回ってくれてるお陰で、俺達は飯を食える」
「左足が..」
「あいつの左足は巨人の中に消えた」
「?!」
「巨人に食われてかけてた所を俺が助けた。命があるだけ、運が良い」
「そう...ですね」
「ここには、そういう奴も働いてる。だけど、あまり気にしてやるな」
「はい」


「お待ちです!」
「ありがとうイアン」
「じゃ、ゆっくりして下さいね」
「そうさせてもらうよ」


「さてと、食うか」
「頂きます」
「なぁエレン」
「はい」
「緊張してる?」
「は、はい」
「だよなぁ。俺もだ」
「あ、すみません」
「なんで謝る?」
「だって...」
「お前が謝る必要は無い。なぁ、エレン」
「はい」
「ようこそ、調査兵団へ」
「は、はい!」
「さてと。今日位は、団長もお目こぼしさせてくれそうだからな」
「え」
「たまには地上で寝たいだろう?」
「いいんでしょうか」
「良いの良いの」
「はぁ。じゃぁ、自分はどこで寝れば…」
「ん?俺の部屋だよ」
「副長の部屋ですか?!」
「副長って止めて」
「どうしてですか」
「首の後ろがムズ痒くなってくるから」


「兵団の服とマントは明日届けられると思うけど、さっき頼んだ衣類一色はもう届いてると思うんだ」
「えっ?!」
「よし、届いてる」
「あ、あの?」
「エレン、お前まさかその格好で寝る気だったとか止めてくれ。いくら何でも汚いから」
「はぁ」
「次は風呂、てかシャワー!」
「は、はい!」




「ミントに預けて正解か」
「あぁいう事はあいつにしかできんからな」
「こうして見ると、本当にただの15歳の少年にしか見えないな」
「だが、ひとたび暴走すれば俺は殺すぞ、エルヴィン」
「分かっている。そうならないように、祈ってるよ」

「リヴァイ」
「何だ」
「いずれまた、ミントを借りたいと思っている」
「好きに使え」



「ふー、サッパリしたァ!」
(この人、ちゃんと俺を見張る気あるのか?)
(いや、リヴァイ兵長の班の副長だ。兵団内の立場も、相当上。おそらく、No5以内)
(それだけじゃない。リヴァイ兵長の次に討伐数が多いって団長が)
「エレンさ、小難しい顔して、なーに考えてるの?」
「あ、いえ、何も」
「言っとくけど、君、明日からズーッと緊張が続くんだぞ?」
「はぁ」
「だから、少なくとも俺の前じゃ緊張しなくていい。団長から何聞いたか知らないけど、それだけじゃないから」
「はい」


(不在か)
「狭いけど、入って」
「...」
「さっさと入る!」
「はい!」


「エレン」
「はい」
「そのハイって言うの、俺にはしなくていいよ。ていうか、俺そう言う気を使った敬語使われるの苦手なんだよね」
「すみません」
「ほら、すぐそう言う」
「はぁ」
「そうそう。大部砕けてきた。座って」
「あ、あぁ」
「飲む?」
「頂きます」


「紅茶..?」
「王都献上の横流し品だ。美味しいだろ?」
「横流しって!」
「支持商会とは持ちつ持たれつさ。幻滅した?」
「いや、ただびっくりしただけです」
「良かった」


「さてと、明日も早いから、もう寝ますか」
「じゃぁえっと...」
「床で寝るなんてこと言うなよ?こっちおいで」
「で、でも!」
「いいから」
「うわっ!」
「それとも、エレンは誰かと寝るの苦手かな?」
「い、いや。そんなことは」
「明日から殺されること前提に兵長と班員さんたちと過ごすんだから、今日くらいは何も考えるな」
「はい」


「あの」
「ん...」
(この人、本当に寝ちゃってる!)
「あの...」
「ん?」
「俺、その...」
「抜いて欲しいの?」
ディープブルーの目が捉えてる。
あぁ、蒼穹の色だ。
(アレ?なんで俺、この色が空の高い所の色だって知ってるんだ?)
「自慰は果たして違反になるのか否かって思ってる?」
「まぁ...」
「引き渡す時にそんな項目なかったしな...大事なことなのにね、エレン」
「すみません」
「いや、いい傾向だよ。権限が自分にないって自覚してるのは」
「うん」
「大分砕けてきたね。いい事だ」
「あ、ありがとう」
「さてと、人にやらせた経験は?」
「ない...です」
「だろうなぁ」


「ん...」
息が上がる。
人の手がこんなにも気持ちいいだなんて知らなかった。
「んぁっ」
「声が出るのは自然だから。まぁ恥ずかしいのも分かるけどね」


「よしっと」
「ミントさんは、良いんですか?」
「俺はいいよ。何。興味ある?」
「いや、その...」
「さてと。もう本当に寝ないと。明日から忙しくなるんだし」



「おやすみ、エレン」
「おやすみ、なさい」


---俺、この人の隣、ずっと、居たい

プランAはなくなりますた

  • 2017年07月29日

で「あぁ」なった訳だ。


「兵長だ」
「何でリヴァイ兵長がここに」
「滅多にここに来ないのに...」
という声が聞こえるが知るか。
ガチャ、と苛立ちそのままにその扉を開ける と見えたそのベッド。
正確にはそのベッドで惰眠を貪っているソイツに用がある。
「オイ、起きろミント。このクズ」
「.......」
「....起きろ!」


「待って待って!ベッド壊さないで!起きます!起きますよ!!」
「起きてるならさっさと来い」
「.....ハイ」





「兵長」
「なんだ、クズ」
(あ、名前も言ってくれなくなった)
「何かありました?」
「アイツの、調査兵団入団を認めてきた」
「.....ハ?」
「...」
「ちょっと待って。今なんて?」
「何度も言わすな。あのグズ野郎の入団を認めたって言ったんだ」
(...グズ野郎って...)
「...気に入りました?」
「誰がだ」
「世話するんですか?」
「監視だ」
(嘘だぁぁぁ!!)
「イヤだ」
「あぁ"?」
「イヤだぁぁぁ。彼が目覚めたってことはまた審議開かれるんでしょう!? 最大の説得力はあなた自身で問題ないんでしょうが、それだけじゃダメって分かってますよね!」

「上を納得させる書類と資料、更には彼を拘束出来るだけの場所と条件に合う建物の確保!それ探すだけでも一日潰れ...!」

「場所は問題ない。エルヴィンが旧調査兵団本部を見つけてきた」
「へー。また都合のいい物件があったものですね」
「アイツの審議は明日だ」
「......わかりましたよ。手伝えばいいんでしょ」
(少なくとも午前中は潰れたな、コレ)
「ミント、お前も来い」
「また俺も行けと」
「当然だ」



「彼のこと、何で悪くないって思ったんです?」
「アイツの目だ」
「それって勘ですか?」
「あぁ」
ペンをインクに浸け、紙に走らせる。
しばらく無言の時間が続く。
「はい」
と言って出来上がった書類を渡す。
「これなら別に俺じゃなくても」
「お前は誰の部下だ」
「兵長ですよ」
「分かってるなら良い」
「兵長って、俺にはそれ確認しますよね」
「確認しないと、お前はすぐどっか行くだろう」
「毎回戻って来てるでしょう?」
「だからこそエルヴィンに貸し出せる」
(俺はブーメランか?)
「最近はハンジさんにも、か」
「あのクソメガネには貸してない」
どこかに向かわせながら、どこかに行く言って怒る。
矛盾してるなぁと思った。


平時のこの人の感情は本当にわかりにくい。
何を言わせたいんだろ?
手探り状態でミントは始める。
「兵長、あのね。俺ホントは兵長の班になるのイヤだったんです」
「?」
怒らないで聞いて下さいね?
と前置きして話す。
「何て言うか、兵長達が初めて挨拶した時、イザベルさんやファーランさんはそうでもなかったけど、兵長一番怖かったから、あぁこの人の部下にはなりたくないなぁって思ってました」


「ホント、俺順番間違えたなぁって」
「順番?」
「兵長や団長の目にとまる順番ですよ」
「エルヴィンは気づいてたみたいだがな」
「まさか、あの時班に組み入れられたのって...?」
「そう言う事だ」
「うわ」
『リヴァイ、面白いことを考える兵士がいる。一度会って見ると良い』
『面白い?』
『今回の壁外調査で、 死者を出さなかった数少ない班の兵士だ』
『ソイツの名は?』
『ミント・ラビッシュ』
まだウォール・マリアが健在だった頃、何度か本物の壁外調査に出かけたことがある。
その何回目かの時に、声をかけられ初めて共闘した。
あれから、ずっとこんな感じだ。
「初めて兵長と一緒に巨人討伐したとき、何ていうか…その」
「「楽しかった」か」
言葉が重なる。
言葉で表現するなら、歓喜以外の表現が出来ない。
エルヴィン団長や、他の兵士に向けるのとは違う意味での信頼を、体が先に理解した。
予想通りのことがタイミングよく出来るのが、何よりも嬉しかった。
まるで、何かの片割れを見つけたような、そんな感覚だった。
それでも尚、
「そうです。だからこそ俺はあなたの班に入りたくなかったんです」


「班に入ってからは兵長だけじゃなく団長からもこき使われるし、出向先には期待されるし、助けた兵士には懐かれるし」
ふざけてる様子から、よく人懐っこいと評されるミントは意外と冷たい。
それは、自分が抱えられる命の優先順位と数を把握しているからだ。
それに、目的のためなら命を投げ出させることがある。
出来るだけ本人はやりたくないらしいが、どうしても、と言う時には冷徹な判断も下す。
その本質を知ってるリヴァイは口を挟まない。


どこに行っても、最終的にはこの人の隣に戻って来てる。
無理矢理戻らされてる、とも言えるが兵長以外の人が同じことをやれば逃げ切れる自信がある。
...団長もちょっと無理だけど。
それが出来ない相手だから、こうして腐れ縁が続いてる。
お陰様で、今はなりたくもない副長と言う立場にいる。
(クッソイヤだ)
「最初に話しかけられた時、 うぁって思ってホントは凄くイヤだった」
「今は?」
「今はそうでもないですよ?副長ってだけは今でも本気で嫌ですがね」

「何ていうか、意外と面倒見良いですし、激情家なのも分かってますから」

「今回のは、彼の希望と意志を見極めた上での判断ですよね」
「...」

「憲兵団から、取り返せますか?」

「お前は誰にモノを言ってる?」
「すみません、言葉を間違えました。俺はあなたの勘を信じてますから、あなたが彼に刃を向けない以上は、俺も向けないことにします。それでいいですね?」
遠回りしたが、望みの言葉だったようだ。
「...」
「彼、エレンでしたっけ?明日会うのが楽しみです」


「じゃ、明日の晩から少年に付きっきりになるんで、大人は大人の用事しますかね」


「オイ、ミント。溜まってるならここで抜いていけ」
「?!」
「なんだ」



「汚れます...ぅお!」
「俺がするなら問題はない」


「んっ」
正直、こんな展開になるとは、ミントは思ってもいなかった。
息が上がる。
『あの』リヴァイ兵長に口でやられてる、なんて。
「兵長、もうっ!」
幼い頃には、既に売りは経験してるらしく、その時の名残だと教えてくれた。
だからこそ潔癖症になったんだ、とも!
(クッソ上手ぇ)
「兵長、もうっ出るから...ぁ!」

ゴクッと言う音を聞いた。

(飲んだ!?)

「クッソ。濃い」
「当たり前です」
ミントは頭を抱える。
「何日出してないと思ってるんです。昨日ヤロウって思ったら、エルド達に訓練に連れて行かれたし。あとは、あなたも知ってるでしょう?」
さっさと身支度を済ませてミントは体を起こそうとする。
「兵長?」
「訓練したのか」
「そうですよ。聞いてませんか?」
「奴らと跳んだのか」
「?兵ちょッ...?!」
「跳んだのか、えぇ?おい」
「カハッ...!...へい...ッ!」

「く...るし...!」
(やばい、死...ぬ!)


「...ゴホッゴホ...」

「一体...どうしたんです」

「まさか、拗ねてます、とかいう理由は止めろよ?俺、本気で死にかけたんだから」

「...リヴァイ?」
「ミント。お前は...何処にも行くな」
「行かせるのあんただろう」
「それもそうだったな」
(このクソ三十路が)
「拗ねるたびに首絞められたら、ホントに向こうに逝っちまうぞ」
「お前が逝ったら、俺は自分を保てる自信がない」
「そりゃ怖いなぁ。仕方ないから、当分はこっちに居ますよ。あんたが死ぬまでね」
「そうしてくれ」



「抜いたら腹減りましたね。飯、食いに行きましょうか」
「あぁ」






「ミントさぁぁん」
「相手は兵長だ。...諦めるんだな」

初のBL分岐話になりそう

  • 2017年07月27日

で「あぁ」なった訳だ。


「兵長だ」
「何でリヴァイ兵長がここに」
という声が聞こえるが知るか。
ガチャ、と苛立ちそのままにその扉を開ける と見えたそのベッド。
正確にはそのベッドで惰眠を貪っているソイツに用がある。
「オイ、起きろミント。このクズ」
「.......」
「....起きろ!」


「待って待って!ベッド壊さないで!起きます!起きますよ!!」
「起きてるならさっさと来い」
「.....ハイ」



「兵長」
「なんだ」
「何かありました?」
「アイツの、調査兵団入団を認めてきた」
「.....ハ?」
「なんだ」
「ちょっと待って。今なんて?」
「何度も言わすな。あのグズ野郎の入団を認めたって言ったんだ」
「...気に入りました?」
「誰がだ」
「世話するんですか?」
「監視だ」
「イヤだ」
「あぁ"?」
「イヤだぁぁぁ。彼が目覚めたってことはまた審議開かれるんでしょう!? 最大の説得力はあなた自身で問題ないんでしょうが、それだけじゃダメって分かってますよね!」

「上を納得させる書類と資料、更には彼を拘束出来るだけの場所と条件に合う建物の確保!それ探すだけでも一日潰れ...!」
「場所は問題ない。エルヴィンが旧調査兵団本部を見つけてきた」
「へー。また都合のいい物件があったものですね」
「アイツの審議は明日だ」
「......わかりましたよ。手伝えばいいんでしょ」
「ミント、お前もだ」
「また行けと」
「当然だ」


「彼のこと、何で悪くないって思ったんです?」
「アイツの目だ」
「それって勘ですか?」
「あぁ」
ペンをインクに浸け、紙に走らせる。
しばらく無言の時間が続く。
「はい」
と言って出来上がった書類を渡す。
「これなら別に俺じゃなくても」
「お前は誰の部下だ」
「兵長ですとも」
「分かってるなら良い」
「兵長、あのね。俺..」
「溜まってるならここで抜いていけ」
「?!」
「なんだ」



分岐
A
「いやですよ」





「汚れます...ぅお!」
「俺がするなら問題はない」


「んっ」
正直、こんな展開になるとは、ミントは思ってもいなかった。
息が上がる。
『あの』リヴァイ兵長に口でやられてる、なんて。
「兵長、もうっ!」
幼い頃に既に売りは経験してるらしく、その時の名残だと教えてくれた。

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